手を伸ばせば軽々と手が届く低い庇があるつくりです。これがいわゆる「懸作(かけづくり)」という建築様式で、地名の由来にもなっています。斜面を利用して建てられた独特の造りは、参勤交代で通る殿様行列を見下ろさないようにと配慮されたものです和歌山城城下町の大手門外にあたり、江戸時代初期、街道改修に伴い城下の外郭を防衛する要所となり、下級武士を住まわせたのが町並みの発端です。
和歌山県和歌山市嘉家作
(1)JR紀勢本線紀和駅から徒歩で
規模:300m
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