天正元年(1573年)に宇喜多直家により築城が始められ、慶長二年(1597年)に完成した。戦災で天守閣は焼けてしまったが現在は再建され、内部は展示室となっている。北西の隅には焼失をまぬがれた月見櫓が三十一万五千石の往時を偲ばせる姿で建っている。◎宇喜多直家(1529年-1582年)初め赤松氏の重臣浦上宗景に仕えた。下剋上で宗景は赤松の領国備前・美作などを押領するが、直家もまた宗景の隙をついて毛利元就と通じ、備前を奪い取って岡山城に入り、ついで美作を版図とし、毛利麾下となった。だが、天正8年に秀吉が播州三木城を陥れると、時勢を詠んで秀吉の陣営に加わった。◎宇喜多秀家(1573年-1655年)備前南部生れ。豊臣秀吉に従い軍功。五大老の一人。関ケ原の戦に敗れ、八丈島に流刑。岡山城下発展の基礎を作った。◎小早川秀秋(1582年-1602年)岡山城主。関ケ原の戦では西軍方についていたが戦い半ばで東軍に転じたため西軍はたちまち総崩れとなった。◎池田光政(1609年-1682年)備前岡山藩主。儒教主義に基づいて藩政を行う。熊沢蕃山を登用。閑谷学校を建て、新田開発などを行う。◎津田永忠(1640年-1707年)岡山生れ。藩主池田光政・綱政二代に仕え、岡山藩の作事関係に功績を残した。閑谷学校の造営、後楽園の築造、沖新田の干拓工事などを行った。
岡山県岡山市北区丸の内2-3-1
(1)岡山駅から路面電車で
城下下車から徒歩で
(2)岡山ICから車で
築城年代1:1573年
大人:大人:300円特別展開催時料金変更、30人以上2割引
子供:子供:120円(5〜14歳)特別展開催時料金変更、30人以上2割引
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