延助宿場・郷原宿場の二つの集落は、ともに大山往来沿いに開けた宿場町です。延助宿は出雲往来を分岐する要衝として問屋や商人が多く住み、多くの宿屋、馬稼ぎの家々もあったとされています。また郷原宿は宿駅としての繁栄のみならず、漆器生産が盛んで「郷原漆器」の産地として各地に知られていました。栗の木を生木のまま輪切りにして轆轤で挽いた汁椀や皿は当時の勝山藩から山陰まで広く珍重され、特産品とされていました。
岡山県真庭市上徳山延助地区、西茅部郷原地区
(1)米子自動車道蒜山I.Cから車で
規模:面積/3ha/長さ/0.15km
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