明治38年5月、処女詩集「あこがれ」を出版した石川啄木は、東京で新婚生活をもつという生活設計を変更して、市内の新山小路(現在の中央通3丁目)に帰り、年来の恋人堀合節子と結婚式を挙げました。しかし、父母と妹が同居する新婚生活は窮迫し、そこでの生活はわずか3週間。同7月に市内の加賀野磧町(現在の加賀野1丁目)に移り住みます。その時の様子は随筆「我が四畳半」に描かれています。かやぶきの屋根など当時と変わったところもありますが、ほぼ当時のまま現存しています。啄木の書や写真なども展示されています。
岩手県盛岡市中央通三丁目17-18
(1)盛岡駅からバスで
啄木新婚の家口から徒歩で
備考:入場無料
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