1950年(昭和25年)12月25日、文豪・吉川英治が「新平家物語」執筆のため、史跡取材に音戸の瀬戸を訪れた際、対岸の清盛塚に向き「君よ今昔之感如何」と問いかけました。その自筆を句碑にしたのが「吉川英治文学碑」です。1963年(昭和38年)5月に完成したこの句碑は富士型をした二河峡の自然石で造られていて、平清盛に見立てた無知無紋の円形の石と対話の形で並んでいます。このように吉川英治と平清盛は、音戸の瀬戸で毎日話をしているのです。これを記念して毎年5月3日には「吉川英治文学碑記念祭」が催されています。
広島県呉市警固屋8丁目音戸の瀬戸公園内
(1)呉駅からバスで(音戸大橋下車)
音戸大橋バス停から徒歩で
(2)呉駅からバスで(音戸渡船口下車)
音戸渡船口バス停から徒歩で
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