中国地方一帯では、古くから「たたら製鉄」が盛んに行われ、中でも奥出雲地方で産出される鉄は、質、量とも群をぬいていたが、その中心的存在が「田部家」であった。菅谷高殿は田部家が経営していた数あるたたらの高殿のなかで、名実ともにその中心をなしていたもので、最盛期の文政年間(1818〜1829)には、年間200トンもの鉄を生産していた。高殿様式の現存するものとしては全国唯一で、昭和42年に国の重要文化財に指定された。
島根県雲南市吉田町吉田
(1)木次駅から車で
(2)吉田掛合ICから車で
大人:大人:300円
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