龍谷寺(りゅうこくじ)は明治4年から明治28年まで石川啄木の母方の伯父、葛原対月(かつらはらたいげつ)が住職だったお寺。対月の弟子であった啄木の父、一禎(いってい)と対月の妹であった啄木の母カツが結ばれたのもこの寺だった。対月は早くから和漢の書を修め、易学、茶道に通じていたが、特に和歌に関しては一禎に大きな影響を与えた。少年時代の啄木はしばしばこの寺を訪れ、伯父の対月から詩歌の手ほどきを受けたといわれている。境内には、国の天然記念物「モリオカシダレ」もあり、春になると市民の目を楽しませてくれる。
岩手県盛岡市名須川町7-2
(1)盛岡駅からバスで
北山下車から(徒歩すぐ)
創建年代:1624〜1644
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