中世の旧街道が県道整備で発掘されました。津和野町中座地区で現在行っている県道整備に関連し、町教育委員会の調査で発掘した旧街道「山陰道」の石畳がいま注目を集めています。発掘した石畳は、延長150メートルで幅3メートル。石が積み重なり、隙間は土で固められています。これは中世にできた旧街道の一部で、江戸時代には下関と京都を結び、商工業者の流通道として活用されていました。ここは幕末期には石畳を通って長州藩と津和野藩が交渉し、戦火回避につながった道で、技術面など津和野藩の歴史を検証する重要な資料であることは間違いありません。
島根県鹿足郡津和野町中座
(1)JR津和野駅から車で
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