明治43年(1910)、関門海峡は横浜、神戸、敦賀とともに国の第一種重要港湾に指定されました。海峡の航路確保のため、翌年には内務省下関土木出張所も設置され、西日本最大の土木基地となりました。このための作業船の造船、修理を行うために付設された下関機械工場の現存する唯一の遺構がこの乾船渠です。当時は石造のドックが一般的でしたが、下部4段は無筋コンクリート造であり、全国最古級のものとして注目されます。
山口県下関市阿弥陀寺町6-9
(1)JR下関駅からバスで
「唐戸」バス停から徒歩で
建築年:大正3年(1914)
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