小倉の作家岩下俊作が、小説「富島松五郎伝」の中に作り出した男、松五郎(無法松)は、北九州人の代表というより、情義に生きた、日本人のあこがれの庶民像として全国的に慕われている。この碑は、無法松を愛する土地の人々によって、昭和34年、彼が住んでいたこの古船場の地に建てられた。碑銘は岩下俊作の筆で、碑の下には昭和33年ベネチア映画祭でグランプリを受賞した稲垣浩監督の「無法松の一生」のシナリオが埋められている。毎年3月4日には碑前で供養が行われ、小倉祇園太鼓をたたき、無法松の好きだった酒をそそぐ。
福岡県北九州市小倉北区古船場町1-35商工貿易会館裏
(1)小倉駅から徒歩で10分
-
-