求菩提山の修験者は、窟の中にこもり自らの肉体を極限にさらすことで法力を得、加持祈祷を行うことによって人々を救おうと考えました。厳しい修行場の窟の天井には迦陵頻伽(がりょうびんが)とも、飛天(ひてん)とも言われる岩壁画が描かれ、修験者たちの極楽浄土を表現し、如来の教えをたたえることを意図するのかもしれません。また窟内のお堂には12世紀の作とされる薬師如来像が安置されています。
福岡県豊前市岩屋
(1)JR宇島駅から豊前市バスで(求菩提資料館前行き乗車、枝川内入口下車)
枝川内入口バス停から徒歩で
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