不老水は、香椎宮の東北327mの飛び地境内にある井戸。民家に取り囲まれるように位置する神域は、僅かに20平方m。高さ2mほどの鳥居の奥にある井戸は、周囲を小さな御堂に守られている。円周は約2m、深さ約1m。舌触りがまろやかな水は、近隣の人々にお茶や炊事の水として使われている。四季による増減がないと考えられていた不老水だが、来訪者の数が増えるとともに、水量が減り始めた。そのためやむなく井戸に石を沈め、ポリタンクなどで一度に大量の水を汲めないようにと、給水制限がなされている。日本名水百選の一つ。
福岡県福岡市東区香椎宮内
(1)西鉄香椎宮前駅から徒歩で10分
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