東北地方最古級とされる木造如来座像と県指定の重要文化財の木造十一面観音菩薩立像を有する長谷寺。平安時代から鎌倉時代の作品で、お経を唱え魂を入れながら彫り上げる一木造りの「鉈彫(なたぼり)」という技法で彫られているのが特徴。坂上田村麻呂に滅ぼされた「赤頭」という鬼の首を埋めた墓上にお堂を建てたと伝わる。仏像が保管されている収蔵庫には当時の暮らしを書き記した「絵馬」と「鬼の歯牙33枚」も保管され、拝観することができる。県指定文化財の木造如来坐像と木造十一面観音菩薩像は平安末期の作とされる。平安から鎌倉にかけて気仙郡内の信仰を集めたといい、境内に文化財的古碑が7基残っている。
岩手県大船渡市猪川町字長谷堂127
(1)県立大船渡病院からバスで
大船渡高校入口バス停から徒歩で
創建年代:946年
その他:その他:300円本堂内見学:1人300円、収蔵庫の観音像拝観料:1人300円、ご朱印
無料:一般車両40台(バスは路肩に駐車:最大1〜2台)