角岩はチャートとも呼ばれており、館ヶ崎のチャートの岩脈は、末崎半島西側の西館地区から南にのびる小さな半島付近にあり、国の天然記念物に指定されています。(現在、地盤沈下によりアクセスが難しくなっています。)この岩脈付近の地質は1億3千万年前頃(中生代前期白亜紀)に砂と泥が交互に堆積してできた地層の重なりに、斜めに割れ目ができ、そこにケイ素分に富むチャートが後から堆積してできたものです。マグマが地層に入り込んでできる岩脈はよく見られますが、チャートのような堆積岩が岩脈になっている例は、あまり見られません。チャートはとても硬い岩石なので、この岩脈は周囲から幾分突出しています。
岩手県大船渡市末崎町
(1)碁石線サンリアSC前からバスで
中井バス停から徒歩で
(2)JR盛駅から車で
規模:長さ/9.5m
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