慶長4年(1599年)玖島城築城の時、設けられた武家屋敷で、本小路の石橋を起点として長崎街道に至る長さ約716mの道路が東西に通り、21戸の比較的広い屋敷が多く、禄高の平均は百石にも満たなかったといわれます。しかし、渡辺清・昇兄弟、稲田又左衛門、楠本正隆らを輩出しました。その中の、ここ、稲田家家老屋敷跡は、寛延3年(1750)元締役の稲田利佐衛門が住んでいた屋敷です。庭園は10代藩主純昌の設計によるものです。現在は、高い石垣や堂々とした門の跡が残っています。
長崎県大村市玖島二丁目
(1)バスで(下岩舟下車、徒歩1分)
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