清らかな湧き水に、ゆうゆうと泳ぐ鯉の群。日本中に名が知られているこの庭園は、もともとお茶屋と呼ばれる、細川藩主の休息所だった。寛永9年(1632)肥後の領主となった細川忠利によって築造が始められ、孫の綱利のときに桃山式庭園が完成した。東海道五十三次になぞらえたといわれる芝山や泉水に浮かぶ小島、富士山に見立てられた築山の周りは刈り込みも美しく、四季折々に訪れる人々を楽しませてくれる。国の天然記念物、古くは細川藩から江戸将軍家への献上品でもあった、水前寺のりの発生地としても知られている。
熊本県熊本市中央区水前寺公園8-1
(1)路面電車で(水前寺公園前下車徒歩3分)
築庭年代2:1632
大人:大人:400円
子供:子供:200円小中学生
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