繁根木川右岸の標高15mほどの地点にある円墳で、直径約35m、高さ約5mの規模です。5世紀後半に造られたとみられ、遺体を埋葬する施設が舟形石棺と横穴式石室の2種類ある、全国でも珍しい形態の古墳です。出土品も豊富で、金製の耳飾りや鉄製鎧、鉄剣などが出土しています。特に耳飾りは朝鮮半島南部からもたらされたものと考えられ、彼の地との交流を示す貴重な資料です。墳丘の形については、西側もしくは南側(国道208号線側)に前方部が付く前方後円墳であったという説もあります。
熊本県玉名市繁根木77-1、77-2
(1)玉名駅から徒歩で
時代:古墳
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