八代城主松井家の菩提寺で、臨済宗南禅寺(京都)の末寺。寺名は松井家初代康之の法名「春光院」にちなみ、久美浜(京都)、木付(杵築)、小倉、熊本を経て、延宝5年(1677)、この地に移った。本堂の背後に、松井家歴代夫妻の墓が整然と並ぶ廟所がある。背後の山には、古麓城(中世の八代城)があり、天正15年(1587)秀吉が八代に滞在した際には、ここでポルトガル人宣教師ルイス・フロイスらと面会している。明治10年(1877)の西南の役では戦場となり、所々に弾痕が残っている。句碑寺、アジサイ寺としても知られる。
熊本県八代市古麓町971
(1)八代駅からバスで(市立病院前下車)
徒歩で
創建年代:1677年
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