草本の猿飛甌穴群の下流1.5kmにのびる峡谷で地元では「まべし谷」とも呼んでいます。変朽安山岩の川底に生じた連続する多くの甌穴が発達して巨大になり、甌穴間の障壁がとれたためにできた造形です。峡谷ゆえに大雨になると濁流がせり上がり、ごう音をたてて流れ、人を寄せつけない怖い川に変貌します。上流の猿飛千壺峡から魔林峡にかけての造形はいにしえの神秘と静寂が漂い、山国の「高千穂狭」とも呼びたいくらい。
大分県中津市山国町大字草本
(1)日田駅からバスで
(2)中津駅から車で
規模:延長0.5km
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