1267年(文永4年)に建立されたもので、当時この地にあった延萬寺の境内物であったといわれる。延萬寺は天正年間の島津氏侵攻により焼失したと伝えられるが、現在の小字名に「馬場」という名前が残っていることからも、相当の境内地であったことが推定される。塔の基礎は壇上積式で、四面には大型の格狭間(こうざま)が刻まれ、薬師如来・釈迦如来・阿弥陀如来・弥勒菩薩が陽刻されています。
大分県臼杵市野津町大字王子
(1)犬飼駅からバスで
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