ひめゆり部隊は、昭和20年3月、軍の要請によって師範学校女子部、第一高女生徒320名で結成され、南風原陸軍病院に特志看護婦として配属された。彼女らは常に地下水のしみる狭い壕内で看護活動を続け、食事の世話から遺体の埋葬まで17〜8才の乙女には痛ましいほど働き続けたという。部隊の南下にともなって彼女らの中からも死傷者がではじめた。塔のそばにある洞窟は、南下した第3外科壕のあったところで、敵軍に包囲され一歩も外へ出ることができず、自決する者や、アメリカ軍の毒ガス攻撃で、約200人の生命がうばわれた。女子部生徒211名及び職員16名を合祀している慰霊塔である。
沖縄県糸満市伊原671-1
(1)那覇バスターミナルからバスで
管理者:ひめゆり同窓会
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