末吉宮は尚泰久王(1454〜1461)の時代に、熊野権現をまつって建立されたといわれ、焼失した拝殿も復帰後復元された。旧国宝の“末吉宮および磴道”は、現在もその周辺をあわせて特別史跡に指定されており、一帯は県立の植物園となっている。かつて、本殿は壮麗な建物であり、その前は谷になっていてアーチ型の石橋がかけられ、その石橋の上に拝殿があったという。末吉宮は、若い女性が恋しい人の為に、夜半参りをつづけたというロマンスも伝わり、追憶にさそわれる高台だ。
沖縄県那覇市首里末吉町
(1)那覇バスターミナルからバスで20分
徒歩で40分
時代:1454〜1461
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