全日本の観光地へ
調度品ひとつひとつにもこだわった重厚な町家を贅沢に使った、呉服と和雑貨の店。「できるだけ敷居を低く」がモットーで、趣深い雰囲気の中、誰でも気軽に着物と京文化の粋に触れることができる。着物は質の良さとリーズナブルな価格がウリで、奥の蔵にあるアンティーク着物も、老若男女を問わず好評だ。
1895年創業の和装履物のお店。祇園という場所柄、舞子さんや芸妓さん、南座の役者さんも多く訪れる。祇園のお茶屋の玄関を優雅に飾りたてる満月形の駒下駄から庶民的な草履まで豊富に揃う。一人一人の足型に合わせて鼻緒をたててくれ、好み通りに台と鼻緒を組み合わせて下駄を作ってくれるのも嬉しい。
江戸後期〜昭和初期までの骨董品を扱い、どれも日常生活に使えるものばかり。コースターやカップ、染めつけの小皿など手軽に買えるものから、20万円〜の家具までさまざまな商品がそろう。京町家を改装した店内に所狭しと並んだ商品を、ゆっくりと心ゆくまで選びたい。意外な掘り出し物が見つかるかも!
本尊の地蔵菩薩は火焔の中に立つ2mの立像で、住僧満米上人が冥土に行き、地獄で見た罪人を救っている地蔵の姿を彫刻してまつったものと伝えられる。また、本堂にかかる梵鐘は六道珍皇寺の迎え鐘に対して送り鐘といわれ、死者の霊を迷わず冥土に送るためにつくもの。お盆には多くの参拝者でにぎわう。
三年坂の中ほどの西側にある、愛らしい子供の姿の御所人形とお多福人形の制作と販売のお店。昔からお多福さんは岩屋に入った天照大神のために舞踊を奉納し、世に光と幸福をよみがえらせた神、アメノウズメノミコトとされ、以来家に飾ると幸と福を呼ぶといわれている。愛くるしい表情はお土産にも最適。
清水焼の開窯の場所とも伝えられる茶わん坂の京焼・清水焼の専門店。ギャラリー風の店内には、当地の日展作家や、伝統工芸会などの有名作家から次の世代を担う若手作家の作品まで、「伝統とモダンの調和」をテーマに、伝統を受け継ぎながらも現代感覚に合うセンスで、個性あふれる商品が数多く並ぶ。
高台寺の塔頭「圓徳院」境内の化粧御殿に隣接したショッピングゾーン京・洛市「ねね」の2階にある美術館。太閤秀吉の菩提を弔うために正室・北政所ねねが建立した高台寺やその関連各寺院が所蔵する、ねねの生活を彩ったさまざまな蒔絵の調度品や絵画、その他美術工芸品を間近で楽しむことができる。
竹の繊維を100%使い手間暇かけて漉きあげる「竹紙」を専門に扱う店は日本でもここだけ。商品は全て7人の作家の手によるもので、葉書や画紙、竹筆といった実用品から、張子やお面など竹紙を使ったクラフト製品まで販売している。2階のギャラリーは、昭和初期に写真館だった名残を残すモダンな造り。
400年も前から西本願寺の御用達である香の専門店。焼香や線香といった仏事用から、部屋用のお香や匂い袋まで、古来の調香法を生かした独自のお香を一堂に揃える。また、香木の香りを聞き分けて楽しむ伝統的な遊びである「香道」の体験も実施している(要予約)。抹茶と菓子が付いて2000円と手頃だ。
博物館収蔵品の複製や修復も手掛ける彫金工房で、シルバーリングの制作体験ができる。金属の棒を昔ながらの道具を使ってカット、溶接、印字など約3時間の工程でリングが完成する。親切な個人指導なので、初心者でも安心して挑戦できるのが嬉しい。カップルにはオリジナルのマリッジリングがおすすめ。