全日本の観光地へ
日野川をせき止めた農業用水ダム。
日野町の薬業発祥の地。建物内には薬製造の道具や資料が展示されているほか、日野の観光案内情報発信の拠点・休憩施設となっている。
近江商人のふるさと日野を偲ぶことができる代表的な町並み。上品で奥ゆかしさ漂う家の構え、奥座敷から商戦の会話が聞こえてきそうなところである。
白壁の土蔵や板塀にかこまれた家々が立ち並ぶ。江戸時代、行商しながら全国へ進出した日野商人たちの本宅を今に残す代表的な町並みである。
鈴鹿の西麓、琵琶湖の南東部にあり、近江商人たちの故郷といえる。蒲生氏の城下町から転じて商人町となり繁栄した町である。この町から出た商人の数は、江戸時代後期に420人、他の各地に出店を持つ者は、文久元年(1861)に295人を数えた。日野商人たちの本宅は日野町に軒を連ね、今もその町並みを残している。
雲迎寺は、見事な庭園を持つが地元の人以外はほとんど知られていない“花の名刹”である。寺中におよそ1000本のサツキが耐え間なく植えられており、色とりどりに咲き乱れる時期は実に美しい。本堂正面にあるサツキは“花の津波”を思わせるほどの迫力で高く盛り上がっており、サツキ庭園として日本随一の眺めといってよいだろう。
境内にみごとな樹令300年をこえる藤が3本あり、1mにも達する紫の花房が垂れる。
鎌掛の東方山中、鎌掛谷または石楠花谷と呼ばれるアカマツの多い谷間から斜面にかけて見られるホンシャクナゲの群落がある。標高300〜400mにわたる約4万平方mをおおって密生し、淡紅色の花は4月下旬から5月初旬にかけて咲き競う。高さは2m前後が多いが中には5m近いものもある。昭和6年に国の天然記念物に指定されている。
種皮の螺状のシワがあり,それが左に巻いているのが珍しい。
綿向山と竜王山の谷あいにある。花崗岩により変質した石炭岩。国指定天然記念物。