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橘逸勢は平安時代の初め、藤原氏により伊豆に流されることになったが、この地まで来て病気で亡くなってしまった。公の一女は悲しみ、尼となり墓畔に一宇を建てて念仏を唱えていた。やがて逸勢の罪が許されると遺骨を掘り、鏡をうめて京に帰ったが、この鏡が盗まれた。その後、妙沖尼の孝心に感心して戸塚環海が「旌孝碑」を建てた。
客殿西庭(約900坪)は「浄土苑」といい、元禄時代の茶祖山田宗偏が来住した折、宗偏好みに改造されたと伝えられる、宗偏好みの池泉観賞兼廻遊式庭園である。
この寺の庭園は、昭和43年(1968)の調査の結果、鎌倉時代初期の築庭と推定され、出島・鶴島を配した池の型や三尊形式の石組などから平安時代の趣を残す池泉舟式蓬莱の名庭園である。
本殿は国指定文化財で、井籠造と称する板倉造りの古い形式の建造物。
曹洞宗金剛寺。大日,阿弥陀,釈迦(県文)の三尊は25年毎に数日,開帳される。
機織の祖神天棚機姫命を祀り、神事を伝える。例祭4月第2土曜日。
数多くの国の重要文化財と寺宝・日本元祖浜名納豆(大福寺納豆)の製造で有名。
行基菩薩の開基で、国の重要文化財を有する古刹。
猪鼻湖口に猪鼻の形をした奇岩があり,その上の小祠をいう。縁結びの神様。
中央に逸勢の墓・西に橘神社・東に妙沖尼の至孝をたたえる旌孝碑と筆塚がある