的山荘
営業:不定休
的山荘は、大正4年(1915年)、馬上金山で巨額の富を築いた成清博愛が建てた別邸で、穏やかな別府湾を一望する約3,600坪の広大な敷地に、江戸時代以降の伝統手法を残した近代和風の豪華な日本家屋、そして別府湾や高崎山を借景とした見事な庭園が広がる。的山荘の名は、博愛が「的山」と号し、漢詩をよくしたことに由来する。「的山」には、鉱山を当てるという意味があるといわれている。的山荘は、昭和39年(1964年)に、成清博愛の孫にあたる成清信輔氏が料亭として開業し、城下かれいの料亭として全国的にその名が知られるようになり、皇族をはじめ多くの著名人が訪れるようになった。皇族の方々が大分にお越しの際は、的山荘がお食事場所として度々利用され、庭園内には8本もの記念植樹がある。1ヶ所にこれだけの皇族の記念植樹があるのは、全国的にも稀である。平成22年から日出町の所有となり、指定管理者(株)まるひで社のもとで管理が行われている。庭園内は午前10時から無料で見学することができる。