致道館
クローズ:2013年1月上旬〜2014年12月下旬〜平成26年度施設を保存修理工事中
致道館は安政5年(1858)に、学問を修めるだけでなく、礼節、道徳を尊重する人間造りを主眼として、15代藩主木下俊程により創立された日出藩の藩校である。武士だけでなく広く一般の人にも入学を許可し、8歳以上の子弟は必ず入学させ、寮生、通学生合わせて250人が学んだ。致道館は、明治4年(1871)の廃藩になるまで続いた。藩校としての歴史はわずか13年間であったが、この後、暘谷女学校や日出町役場、杵築区裁日出出張所、帆足記念図書館(現萬里図書館)と次々に新たな役割を与えられ、日出の重要な建物であり続けた。昭和26年に移築され現在に至っているが、現存する藩校は、大分県内では致道館だけである。平成26年度にかけて保存修理工事中である。