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天神山公園

盛町の高台にあり,市内随一の桜の名所である。天神山公園付近には市指定の天然記念物である「紅ひがん桜」など貴重な桜があり、市民の憩いの場となっている。また、公園敷地内の広場には明治33年7月に公園を訪れた石川啄木の歌碑が建っている。

龍福山長谷寺

拝観:通年(ガイドおよびに収蔵庫のご拝観は前もって要予約)

東北地方最古級とされる木造如来座像と県指定の重要文化財の木造十一面観音菩薩立像を有する長谷寺。平安時代から鎌倉時代の作品で、お経を唱え魂を入れながら彫り上げる一木造りの「鉈彫(なたぼり)」という技法で彫られているのが特徴。坂上田村麻呂に滅ぼされた「赤頭」という鬼の首を埋めた墓上にお堂を建てたと伝わる。仏像が保管されている収蔵庫には当時の暮らしを書き記した「絵馬」と「鬼の歯牙33枚」も保管され、拝観することができる。県指定文化財の木造如来坐像と木造十一面観音菩薩像は平安末期の作とされる。平安から鎌倉にかけて気仙郡内の信仰を集めたといい、境内に文化財的古碑が7基残っている。

長安寺

見学:通年(境内自由)

約900年前に創建された東北屈指の名刹。高さ20mにも及ぶ総ケヤキ造りの山門が堂々と構えています。長安寺のシンボルともいえる山門は、1796年に着工されましたが、禁制のケヤキを使用した上17.5mの高楼であるという二つの理由で、伊達藩より取り壊しを命じられました。しかし1807年、「廓念坊秀諦」が弁明に努め、工事続行不可を条件に黙認されました。そのため、扉なし、袖なし、開きなしの門となっています。現在の本堂は明治16年(1833年)の創建です。境内には、市の天然記念物に指定されている、「奥州しだれ桜」「長安寺大イチョウ」も見ることができます。

大洞貝塚

大船渡湾奥の東側、標高約31mの丘陵にある、縄文時代後期〜弥生時代の貝塚で、2001年(平成13年)に国の史跡に指定されています。本遺跡の調査成果を基準に東北地方から北海道南部に分布する縄文時代晩期の土器型式(大洞諸型式)が設定された標識遺跡として学史上著名です。また、貝塚全体は良好に保存され、出土した優れた骨角器や多くの食糧残滓は、この地域の漁労の実態や生活の内容をよく示し、大船渡湾貝塚群を代表する遺跡として重要です。

下船渡貝塚

大船渡湾西岸の標高約20mの丘陵傾斜地にあり、縄文時代後期・晩期(約3,500〜2,200年前)の遺跡で、1934年(昭和9年)に国の史跡に指定されています。1960年(昭和35年)のチリ沖地震にともなう津波被害により、海岸沿いにあった国道45号を高台に移す工事によって調査が行われました。発掘調査では縄文時代後期・晩期および弥生土器、石器、釣り針・ヤス・離頭モリ・貝輪などの骨角器のほか、埋葬された人骨の近くにイヌが発見されました。当時からイヌも大切な仲間として暮らしていたと思われます。

蛸ノ浦貝塚

大船渡湾の東側に面する標高35mの丘陵上に立地する縄文時代前期〜中期(約5,500〜4,000年前)の遺跡で、1934年(昭和9年)に国の史跡に指定されています。屈葬人骨や住居跡のほか、アサリ、マガキなどの貝類、マグロ、タイなどの魚類、シカ、イノシシなどの哺乳類の骨、縄文土器、石器、骨角器が多数出土しています。貝層の厚さは最大で2m以上あり、日本屈指の大貝塚です。釣り針など漁の道具も発見されており、漁労に携わる人々のムラであったと推定され、当時から豊かな海産物の恵みを受けていたことがわかります。ここに埋まっていたものを見てみたい方は、ぜひ大船渡市立博物館にも行ってみてください。

通岡展望台

駐車場、東屋、水洗トイレが完備され、展望台下は椿が植えられています。景色が良く、夜は特に綺麗です。イカ釣りの季節にはイカ釣り漁船の光が暗い海面を照らして幻想的です。

五葉山のハクサンシャクナゲ

五葉山のハクサンシャクナゲは山地に自生するつつじ科の常緑低木で、白色の可憐な花を咲かせます。花の見頃は7月中旬。しゃくなげ荘周辺や日枝神社の西側のお花畑には、見事なシャクナゲの群落があり、その美しさを満喫することができます。毎年7月の第2日曜日には、シャクナゲの鑑賞会が行われます。

大船渡の三面椿

熊野神社境内にある日本最大のヤブツバキ。樹齢1,400年ともいわれ権の天然記念物に指定されています。神社の創建時に東・西・南の三面に植えられたことから三面椿と呼ばれています。平成14年の台風21号の強風により東側のみを残して倒木してしまいましたが、平成21年6月19日に倒木下三面椿から採取した苗木を培養し育てていた大船渡東高校農芸化学科の生徒たちの手により、南と西にも植樹され、名実ともに「三面椿」が誕生しました。

樋口沢ゴトランド紀層

1936年(昭和11年)に国内で初めて、古生代シルル紀(旧名ゴトランド紀・約4億2000万年前)の化石が発見された地層です。この一帯に分布する石灰岩からは、クサリサンゴ、ハチノスサンゴ等の床板サンゴ類のほか、四射サンゴ、層孔虫、腕足貝等の化石が産出しています。この頃の北上山地は、赤道付近の大陸の一部とも考えられており、日本列島の成立の謎に迫る大変貴重な場所です。国の天然記念物に指定されています。また、周辺にはシルル紀以降の一連の古生界が広く分布しています。

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