霊山寺
通称「れいざんじ」と呼ばれている、曹洞宗永平寺派の寺である。1505年に移された県下で4番目に古い梵鐘があり、県指定有形文化財に指定されている。銘文によれば貞治3年(1364年)府中見付の蓮光寺に奉納したとあり、作者は赤佐住道阿、一宮住西願及び崇一とある。墓地には、寛永年間、香貫一帯の農民の苦しみを救うため、狩野川を疎通して用水路を開いた内膳堀を造った植田内膳の墓がある。昭和7年には、香貫山香陵台に頌徳碑が建てられた。また、元享3年(1323年)に亡くなった成真大徳という僧侶の墓であり鎌倉後期の形成をよく備えた大きな五輪塔があり、下からは青銅製の蔵骨器が出土している。元享3年に亡くなった成真大徳という僧侶の墓もある。