天保水滸伝遺品館
千葉県香取郡東庄町笹川い579-1
天保水滸伝で知られる侠客笹川繁蔵は、相撲好きが高じて江戸で岩瀬川と名乗りました。天保の飢饉による困窮時に、江戸より帰り親分となった繁蔵が、天保13年(西暦1842年)7月27日、諏訪神社の境内で奉納相撲を名目として、農民救済のためと称し開いた花会は、国定忠治や清水次郎長らも参加し、盛大なものだったと言われています。しかし、それが発端で弘化4年(1847年)7月4日に飯岡助五郎の子分達の闇討ちにあいます。天保水滸伝遺品館には、天保水滸伝にちなんだ文化財50点が保存されています。笹川氏繁蔵が愛用していたキセル、三度笠、平手造酒愛用の手鎗、徳利、勢力富五郎の短筒など当時の侠客の風俗を物語る遺品や重要文化財として保存されている古文書などが展示されています。展示品は個人所有のもので何人もの人がかかわっています。