全日本の観光地へ
かつて寺院があったのが地名の由来とされ、戦国期には一向一揆の重要拠点だった。関ケ原の戦の時は山口玄蕃宗永が城主。以後前田氏の持ち城となり、一国一城令で廃城。寛永16年(1639)前田利治が七万石を分封されて大聖寺藩主となってからは、同氏十四代の領するところとなった。調査により、石垣や門の跡が確認されている。
創業250年の造り酒屋。大日盛酒蔵資料館では無料で利き酒が楽しめる。※酒蔵は見学不可。
日本折紙協会と共催する、5千種10万点の作品を展示した世界最大の折り紙ミュージアム。
明治中期の宿屋古建築が特徴で、お茶を飲みながら美しい庭園が楽しめる。また、松尾芭蕉の資料や山中漆器の作品等も展示されている。
「日本百名山」の著者深田久弥の思いが伝わる文化館。人々が集い心を開き、山や自然と語り合う交流の場、久弥の生家は大聖寺中町の深田印刷で、菩提寺は山ノ下寺院群の本光寺。江沼神社には文学碑がある。1階を深田久弥遺品を中心とした展示室、2階を資料の収蔵庫として使用している。
加賀藩家老であった横山家が金沢市の邸内に建てた書院を移築したもの。成巽閣(重文・金沢)に見られる武家邸宅書院の伝統を継承する近代の書院造として貴重な遺構であり、また数々の古美術品を展示している。
北前船の中でも大きな勢力をほこっていた久保彦兵衛家の主屋を、橋立から大聖寺に移築し復元したの。梁を蘇らせたことで蘇梁館の名が付けられた。無料で見学できるほか、地域交流の場としても使用されている。
大聖寺藩三代藩主前田利直の休息所として宝永6年(1709)に建てられた。透かし彫りが見事な帯棧や花菱七宝模様の彩色は、華やかな元禄時代を今に伝え、ゆきとどいた設計。重要文化財指定。
白山麓における焼畑農耕等生活形態をしのばせる山村民家。
山中温泉の素晴らしい自然、歴史、文化に調和した心安らぐ町並み。山中漆器や九谷焼を中心としたこだわりギャラリー店や飲食店などが軒を連ねている。