全日本の観光地へ
江戸後期から明治にかけて、北前船交易で巨額の富を築き「日本一の富豪村」と言われていた橋立町。今もその町並みは残り,一般公開されている邸宅もある。平成17年12月27日、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
大聖寺は、加賀前田藩から分封された支藩、大聖寺藩十万石の城下町であった。藩主の菩提寺であった実性院、芭蕉ゆかりの全昌寺など7寺院と1神社が並ぶ通りがあり、山の下寺院群とよばれている。もう少し歩くと、もとの藩邸の一部であった江沼神社の庭園と長流亭、大聖寺城址の錦城山、古い町並みなどがある。
本堂前の庭地と33観音が立ち並ぶ参道などに植えられている白萩は2000株あまり。いかにも古刹らしい雰囲気に包まれた境内に咲くだけに風情があり、訪れる価値は充分。
森には数百年も斧を入れた事がなく、タブ・スダジイ・ヤブニッケイなどの常緑広葉樹林が自然のままに繁茂している。樹下にはカラタチバナ・ヘニシダ・ムラサキシキブが自生し、動物ではツルガマイマイ・アカテガニなどがいる。加賀における唯一の暖地植物による原生林で、国指定天然記念物。散策できるように遊歩道が整備されている。
国定公園加賀海岸に咲く、イソスミレ、ハマヒルガオ、ハマゴウなど。
片野海岸の砂浜に露出する軽石凝灰岩の台地。考古学的には、奈良時代の土師器や須恵器の破片を見ることができるので、住居跡ではないかと推定されている。
海蝕崖で岬の先端には大小の小島が散在。岬からは片野海岸まで続く自然遊歩道も整備されている。地図で見ると白山、御嶽山、富士山の3つの山と1直線上に並んでおり、近年パワースポットとしても人気。
凝灰岩層の海岸線がつづき、自然遊歩道、サイクリングロードが整備されている。
源義経が都落ちの際、同行していた尼が足手まといになるのを恐れて岬から身を投げたという伝説が残る岬。現在は公園として整備されている。北陸自動車道尼御前サービスエリアへも徒歩で入る事ができる。※公園内一部立入禁止区域あり
古来より野鳥の飛来地として知られている池で、ラムサール条約登録湿地。江戸時代から続く伝統的な「坂網猟」での鴨猟が行われている。池のほとりにある「加賀市鴨池観察館」では備え付けの双眼鏡や望遠鏡を使って、野鳥を観察できる。