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豊前街道

豊前街道

熊本県山鹿市山鹿

肥後・熊本(熊本市)を起点として北上し、植木・山鹿から南関を経て豊前・小倉(北九州市)に至る道を熊本では「豊前街道」と呼んでいます。近世になってこれらの道は参勤交代道として栄え、大名行列の宿場町として栄えるなどその土地固有の産業や文化が育ってきました。昔から湯のまちであった山鹿は宿場町、文化の中心として栄え、重厚な貫禄が町並みに残っています。豊前街道には、八千代座をはじめ山鹿灯籠民芸館、寺社、薬師堂や、昔の商家を利用した飲食店や土産物屋が並び、あし湯もあり、休憩をしながら一帯をゆっくりと散策できます。また、天璋院篤姫様が嘉永6年(1853)の8月21日に鹿児島を出立し、29日には鹿央町の善行寺で休憩をした後、山鹿の御茶屋(江戸時代、領内の主な街道筋に設けられ、藩主が参勤交代などの時に宿泊したり休憩したりする施設)に宿泊し、30日の早朝に山鹿を出発したと言われています。明治2年まで山鹿温泉には、御茶屋の中に藩公入浴の「御前の湯」、士分の身分用の「御次の湯」、また外には一般民の入る「平湯」がありましたが、明治3年の改築で、竜の湯(御前の湯)・御次の湯を引いて、新たに松の湯、紅葉湯、桜湯を造り、町民のための温泉となりました。竜の湯は平時廃湯され、貴賓来臨時に開湯することにされました。こんこんと湧き出るお湯は当時と変わりませんが、建物については、温泉プラザ山鹿ビル1階にある「さくら湯」の玄関がその面影をとどめいています。(現在、建替え中)また、「御前の湯」の天井に描かれていた狩野洞容作「竜の絵」は、現在、山鹿灯籠民芸館に展示されています。

不動岩展望台

不動岩展望台

熊本県山鹿市蒲生

この不動岩は、山鹿市三玉地区の蒲生にあり、その北東・標高389メートルの山の中腹から頂上にかけ、天に向かって突き出しています。岩の高さは約80メートル、根回りは100メートルです。不動岩は、5億年以上も前の古生代(オルドビス紀)の『変はんれい岩』からできたもので、まだ日本列島の形すらできていない時代のものです。この変はんれい岩が気の遠くなる年月をかけて崩れて海に流され、海水に洗われ丸い小石や砂になり、小石が海底に厚く積み重なって強い圧力を受け岩磐となり、その周囲が削り取られていわゆる国歌「君が代」の歌詞にある「さざれ石の巌(いわお)」となったものが不動岩です。【名前の由来】平安時代、山伏たちがこの山中にこもり、不動明王を本尊として祀り修行したことに由来します。現在も不動岩の付け根には不動神社の拝殿があります。不動岩のふもとまでは登山道路(九州自然遊歩道)が整備されており、乗用車が5台駐車できる展望所もあります。前不動・中不動・後不動の三つの岩から構成され、中不動と後不動には、遊歩道を使って登ることができ、そこからの眺望はまさに絶景といえます。「みいくさの神の姿を仰ぐかな平伏す岩はまつろえる神という古歌が残っています。この威風堂々とした不動岩の雄々しくそそり立つ様が、いかにも男性の力と美を全身にみなぎらせたような姿ではないか、という意味です。

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