浮見堂公園
休園日:なし。ただし公衆トイレは冬期閉鎖。駐車場も除雪しない。
大正の始め北国行脚の旅僧が洞爺市街、松橋某亭に逗留した折、旅僧が「私は聖徳太子の像を肌身離さず持っているが、昨夜その像が夢枕に立って、私はこの土地が大変気に入ったのでここを住み家にしたいと思う。私を大事に祀ってくれたら、この土地は必ず産業が発達して豊かな村になるだろうと言われたので、この像をあなたにお渡ししたい。」と言い残し去りました。その後松橋某は移転し、太子像は長い間法昭寺に祀ってありましが、住民一同の発願によって昭和12年浮見堂を建立安置され、今日に至っています。平成15年10月18日、落雷により浮見堂は焼失してしまいましたが、聖徳太子像が身代わりとなり住民を守ってくれたものと有志が立ち上がり、浮見堂再建期成会が設立され、集められた寄付金などにより現在は元通りに再建されています。毎年7月下旬の洞爺夏まつりにあわせ、聖徳太子祭が催されています。浮見堂公園には「洞爺湖ぐるっと彫刻公園」の一部作品が並び、写真撮影やのんびりお弁当を広げる人たちに利用されています。