全日本の観光地へ
バレーボール・バドミントン・卓球・剣道のできる体育館。
大小50あまりの五輪塔や宝篋印塔が立ち並んでいる。南北争乱の時、隠岐に流された後醍醐天皇の皇子、大塔宮護良親皇は熊野へ逃走。それを救ったのが近露の郷士、野長瀬六郎と七郎の軍だったという。五輪塔は豊臣の兵火で焼け落ちたが戦後発掘。
鐘の中に隠れた修行僧安珍を大蛇になった清姫が恋の炎で焼き殺してしまう、女の情念の凄さを語った「娘道成寺」の主人公清姫は、熊野街道の宿場町真砂の庄司の娘。たまたま泊った旅の修行僧安珍に恋をしてしまったが、安珍は修行の身を理由に清姫から逃げる。その結果がこの恐ろしい物語。でも、土地の人たちは清姫をそんな恐ろしい女に仕立ててはいない。男にだまされて身を投げて死んだかわいそうな娘だという。姫がよく泳いでいた清姫淵のそばに石塔と板碑がある。
境内に樹齢1000年もの杉の巨木が数本有り、枝が顕著に一方に出ているところから一方杉と呼ばれている。
中川の源をなしている。原生林。