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旧杉山家住宅

営業:10:00〜17:00(11月〜3月は16:00まで) 定休日:月曜(祝日の場合は翌日が休館)、12/28〜1/6

商人の町として計画的に造られた町・富田林寺内町。その中でも1600年代からの寺内町繁栄の中心的存在だったといわれるのが旧杉山家。1685年(貞享2年)に酒造株を取得、以来造り酒屋として発展、住民代表の町の運営者“八人衆”でも活躍した。当時、屋敷は広大で、主屋をはじめ土蔵、釜屋、酒蔵など十数軒が建てられていたといわれる。最盛期にこの屋敷の中で働いていた者は使用人だけでも70人という記録があるそうで、その繁栄ぶりに驚かされる。明治時代末期に与謝野晶子と並び活躍した明星派の歌人・石上露子(いそのかみつゆこ)は、この家で生まれ育った。現在、寺内町で家屋内を見学できるのはこの旧杉山家だけ。国の重要文化財にも指定されている。主屋の中で最も古い造りの土間部分や、大床に描かれた老松、狩野派の絵師による襖絵などの保存状態もよい。寺内町最古と考えられる町家の雰囲気を、十分に堪能できる。

佐野王子跡

熊野街道沿いにあった熊野九十九王子社のひとつで、後鳥羽院熊野御幸記に「建仁元年(1201年)十月七日御参詣」のことが記されている由緒ある史蹟である。熊野九十九王子とは、大阪から熊野(和歌山県)へとつながる街道にあった神社のことで、熊野詣の際の休憩所や宿泊所、参拝所となったところである。府史跡にも指定されている。

りんくうタウン

営業:各店舗により異なる 定休日:各店舗により異なる

「世界の玄関」として、多くの人が行き交う「関西国際空港」に隣接するりんくうタウン。空港の開港に伴い「住・食・学・買・遊」を併せ持つ生活創造都市として、1994年に開発された。総面積は320ha、泉佐野市、田尻町、泉南市の2市1町にまたがっている。りんくうタウン内には、人気のホテルやレストランが入居する「りんくうタワーゲートビル」、人気のブランド品がリーズナブルなプライスで買える「りんくうプレミアム・アウトレット」、食品や衣料品、生活用品など160を越える店が入居する「りんくう泉南ショッピングセンター」のほか、散策におすすめの「りんくう公園」や、「サザンビーチ」「マーブルビーチ」などの海水浴場もある。

犬鳴山七宝滝寺

営業:7:00〜17:00 休業:無休

犬鳴山の中腹に建つ真言宗犬鳴派の本山。斉明天皇7年(661)に役行者によって開山されたとされる。本尊の木造立像・倶利伽不動明王は剣に龍が巻きついていることから「運もらい不動」などと呼ばれ、運勢向上、願望成就の守護神として信仰が厚い。淳和天皇の時代(823-833)、この寺で雨乞いの祈祷をしたところ、念願の雨が降ったため、山中にある著名な七つの滝(両界、塔、弁財天、小槻、奥、千丈、布引)を金銀などの七宝にたとえて七宝滝寺の名称となった。一方、犬鳴山の名は、宇多天皇の時代(887-897)、山中で大蛇に狙われた猟師を、その愛犬がけたたましく吠え、身を挺して主人を守ったことから名付けられたものという。犬鳴山は紅葉の名所で、ハイキングコースとしても人気。葛城修験道の根本道場でもあり、一日体験修業をすることもできる。

火走神社

春日造の三殿が並ぶ中央が本殿で、1622年(元和8年)に建立され、現在は泉佐野市指定文化財に登録されている。この本殿の左側にある一間社春日造の社殿は幸社である。直接に建立年代を確定できるものではないが、様式や手法から室町時代の建物であろうといわれている。この幸社は1993年(平成5年)5月に国の重要文化財に指定された。祭神は軻遇突智神(かぐつちのかみ)で、この神様は火や水を司る神といわれ、その昔神職が燃える火の上を走る祭事があったといい、社名もここから起こったとされている。

樫井古戦場跡

1615年、大坂城攻略を目指して熊野街道を北上してきた、徳川方・浅野長晟(ながあきら)が軍勢を率い待ち構えているここ樫井に、豊臣方の大野治房勢の淡輪重政や塙団右衛門が先方隊を率いて突入。激戦となるも豊臣方の両雄は討死、大野勢は大坂城に退却した。夏の陣の勝敗をも大きく左右したというのがこの「樫井の合戦」だそうだ。

泉佐野ふるさと町屋館(旧新川家住宅)

営業:9:00〜17:00(入館は16:00まで)土・日曜日および祝日のみの開館 定休日:毎週月〜金曜日

18世紀末の江戸時代、農民、漁民、商人、手工業者からなる町場が形成され、独自の町人文化を開花させていた泉佐野。当時、醤油業を営んでいた旧新川(にいがわ)家の住宅は、妻入り錣葺き(しころぶき)の、間口がゆったりと広く柱や木組みが野太い農家建築で、当時の泉南地域の建築様式を伝える貴重な建物として泉佐野市の文化財に指定されている。平成10年に修理工事が終了し、「ふるさと町屋館」としてオープン。館内には江戸・明治期の商いや生活の様子を伝える展示がされ、町屋の暮しぶりを間近に見ることができるほか、江戸後期の文人絵師「日根對山(ひのたいざん)」の襖絵も残されている。座敷や仏間を有料で借りることもでき、茶道や華道の会、陶芸展なども随時開かれている。

マーブルビーチ

マーブルビーチはりんくうタウンの海岸線に沿って続く、大理石の人工渚であり、りんくう公園の一部である。背後に青い松林がつづくおよそ900mの白い海岸と、青い海と空とがつくるコントラストが美しい。関西空港を望みながらの夕景には最高のスポットで、また夏になると、駐車場は連日満車になるほど、デートにも人気な場所だ。

犬鳴山

泉佐野市に位置する犬鳴山には、約1300年前に役行者によって開祖された日本最古の修験根本道場・犬鳴山七宝滝寺のほか、温泉街などがあることで知られる。山内では「山内二十八宿」として、主要な行場、滝、岩、堂、祠などを巡行できるように整備されており、多くの人が修行に触れられるようになっている。犬鳴山は「女人大峯」とも呼ばれ、女性も修行できる行場として有名だ。犬鳴山の名は、宇多天皇の時代(887-897)、山中で大蛇に狙われた猟師を、その愛犬がけたたましく吠え、身を挺して主人を守ったことから名付けられたという。犬鳴山七宝滝寺へ向かう道筋に、名犬・義犬の墓が建てられている。また、犬鳴山の麓の渓流沿いにある温泉街では、春は山桜、夏はホタルに河鹿(カジカガエル:鳴き声が雄鹿に似ていることから)、秋は紅葉、冬はちらつく雪と四季それぞれの趣があり、静かな山里情緒にあふれている。

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