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記念碑と庵。格子天井に有名人の書がある。
このハマユウ群生地は角島灯台のそばにあり、日本海側の生育北限に近く、「下関市の花」にもなっています。夏の盛り、白く香りの高い花を次々と咲かせ、紺碧の海との対比が人の心を癒します。いつまでも島の美しい自然を守るため、くれぐれも自生植物を持ち帰ることのないよう、環境保全にご協力ください。
イヌマキはマキ科の常緑針葉高木。阿川八幡宮は下関市豊北町阿川にあり、イヌマキの巨木は境内のあちこちにあります。本殿裏のマキの森には、直径20cm以上の木が多数あり、そのほとんどがイヌマキです。樹齢600年を数えるものもあり、道路に面したイヌマキは目の高さの幹周り4.2mで、枯れた部分があるとはいえ県下最大です。<br>
イチイガシはブナ科の常緑高木。滝部八幡宮は、下関市豊北町滝部の中心部の小高い丘の上にあり、1263年(弘長3)の創建と伝えられます。このイチイガシの巨木は、社殿に向かって右前方にあり、樹齢は700年以上といわれ、根元の周囲7.6m、目の高さの幹周り5.3m、高さ約18m。<br>
豊北と豊浦との境に、響灘を望む古くからの漁師町二見浦があります。国道の脇の海岸そばに立つ夫婦岩は、神聖な岩として信仰され、二つの岩をつなぐしめ縄は、毎年1月2日に締め込み姿の青年の手によって張り替えられます。響灘に夕日が沈む頃、岩と海と太陽があいまって作り出す風景は神秘的でおごそかな気持ちにさせられます。<br>
国の天然記念物(昭和9年指定)鵜の渡来地です。鳥糞により白壁のようになっています。
「日本の快水浴場88選」にも選ばれた土井ヶ浜海水浴場をはじめ、実に10箇所もの海水浴場が点在し、白い砂浜に透明度の高い海が広がっています。弥生遺跡が出土したことでも知られています。
下関市豊北町の沖に浮かぶ面積約3.93平方kmの玄武岩台地の島です。まるで海の上を滑るようにして橋を渡ると、そこには手付かずの自然が残された北長門海岸国定公園で、心地よい潮風に吹かれながら、悠久の昔から今へと続く、人と自然とが共生する営みを肌で感じられます。ハマオモト(ハマユウ)の分布北限地であり、島の西端には角島灯台(一等灯台)があります。本州と角島をむすぶ角島大橋からは、エメラルドグリーンの美しい海を眺めることができます。
響灘に小さく突き出た岬。周辺は岩礁海岸です。
粟野蓋之井に位置し、6kmにわたる渓谷で、豊北を代表する観光地の1つ。白滝山に流れを発し、その清流と渓谷の美しさを称して、豊北峡と呼ばれ始めたものです。春はシャクナゲやツツジが咲き、秋には紅葉も美しく、四季を通じて天然の大庭園をなしています。