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阿弥陀三尊をまつる寺院で、木立に囲まれた境内は、滝の音や川のせせらぎが響く。もとは円宗寺という寺で、弘法大師が開いたと伝わる不動堂の別当を兼ねていた。その後、江戸時代に直誉蓮人が本堂を再興して現在に至っている。男滝・女滝と呼ばれる陰陽の滝のほか、石段を上ると改築した不動堂があり、境内には多数の石仏を見ることができる。
日蓮宗の霊場の一つ。日蓮雨乞いの像がある。
1235年(嘉禎1)に鎌倉幕府4代将軍藤原頼経により創建。将軍の屋敷の鬼門除けとして、五大明王を祀る。木造五大明王像(市指定文化財)は毎月28日の護摩法要の際に公開。鎌倉三十三観音第8番。五大堂とも呼ばれる。*境内撮影禁止
日蓮上人の弟子日朗上人が、北条時頼の側近宿屋光則の屋敷に開いた。1260年(文応1)日蓮上人が「立正安国論」を幕府に差し出した場所として知られている。境内は、四季折々の花が絶えない美しい庭で、特に4月上旬に咲く樹齢約150年のカイドウが見事。
鎌倉五山第一位。開山は蘭渓道隆で,梵鐘が国宝のほか重文多数。今でも宋朝風禅寺の様式を残している。座禅もできる。開基:北条時頼
1335年(建武2)に北条高時の菩提を弔うため、後醍醐天皇が足利尊氏に命じ北条執権邸跡に建立。秋の彼岸の頃には境内の白萩が見事。鎌倉二十四地蔵第1番。鎌倉三十三観音第2番。
坂東三十三ヵ所霊場の第四番札所。木造仏では日本一大きい9m余の十一面観音立像や、重要文化財の梵鐘がある。鎌倉七福神の一つ大黒天が祀られている。<br><br>開山:徳道上人<br><br>開基:藤原房前
開基は二階堂道蘊、開山は夢窓疎石で1327年(嘉暦2)の創建。鎌倉御所初代公方、足利基氏がここに葬られてから公方家の塔所となり、関東十刹に名を連ねる。夢窓疎石が庭園の後の山に建てたへん界一覧亭は、鎌倉五山の僧による五山文学の中心となり、また、江戸時代には徳川光圀がここで「新編鎌倉志」を編纂させたという。開山に供えるために丹精される四季の花は、同時に訪れる人々を楽しませてくれる。鎌倉三十三観音第6番。鎌倉二十四地蔵第7番。
本尊の木造弘法大師坐像は「鎖大師」といわれ国の重文。本尊公開1/21、4月第3土曜日、8/16、12/21、12/31(22:00)〜1/1(2:00)。
1237年(嘉禎3)三代執権北条泰時が義母の供養のために建てた粟船御堂がはじまり。常楽寺の寺名は、泰時没後、その法名をとってつけられた。建長寺開山蘭渓道隆が、建長寺が建立された1253年(建長5)まで、ここに住んでいたことでも知られ、仏殿には、本尊の阿弥陀如来像とともに蘭渓道隆像が安置されている。