全日本の観光地へ
東はグリーンランドから西はスカンジナビアの北方民族を対象とした民族博物館。13種類のビデオによる解説やマジックビジョンなど最新の設備を導入し、展示品の内容、ボリュームともに世界に誇れるものばかり。アザラシの腸で作られた防水衣料など、理屈抜きでも充分に楽しめる。
子供動物園・パークゴルフ場などを完備し、乗馬体験や芋掘り体験も可能な、大人も子供も楽しめる体験型牧場です。
オホーツク文化人といわれるモヨロ人の生活を伝える貝塚で,三重四重の土砂層に各時代の遺物がみられる。
アイヌ人の防禦陣地跡。丘陵の一端に大小2つのチャシが築かれているが、先住民はその上に立ち、向かい合ってチャランケ(談判)したことから、チャランケチャシの名も残っている。
大正14年に完成し、道路整備の労力として使われた囚人たちの仮監所が前身。現在は正門前で形務作業製品を展示販売している。
市中心部から天都山へ向かう定番ルートに、多様な農村景観と出合えるスポットを加えた周遊コース。黄金色に輝くビール麦畑、白い花が風に揺れるじゃがいも畑、緑萌えるビート畑、黄色が鮮やかなオランダキカラシの畑はまるで絵画のよう。
網走から女満別にかけての網走湖畔には、国内最大級の52haのミズバショウの群生地が広がる。
能取湖は、オホーツク海とつながる面積58万平方mの大きな塩水湖。湖畔は原生花の宝庫そのものだが、南岸・卯原内に3万8000平方mのサンゴソウ大群落が広がる。正式にはアッケシソウと呼ばれるこの植物は、葉の生えない珍しい草。卯原内だけでなく、湖畔のあちこちに点在し、9月になると全体が深紅の色を帯び、まっ青な湖水との見事なコントラストをつくりあげる。
流氷が去った後のよく晴れた日、遠く沖合いに巨大な流氷が浮かび上がることがあります。これが『幻氷』と言われる蜃気楼です。海上の冷たい空気の上に、春の暖かい空気が流れ込み、密度の違う空気の層が光を屈折させて流氷の姿を海上に浮かび上がらせるのです。春を迎えて北へと帰っていく流氷が、私たちに別れの挨拶をしてくれているのかもしれません。
オホーツク海は、冬になると海面の80%が流氷に覆われます。流氷ができはじめるのは、11月中旬頃サハリンの北、アムール川河口付近の海上です。誕生した流氷は、どんどん成長しながら北風と海流に流され、2,000kmの旅をして、1月中旬頃網走の沖合に姿を現します。流氷帯が近づくにつれて、沿岸の海水も凍り始め、一夜にしてオホーツク海が見渡す限りの白い大氷原に変貌します。