四ツ塚史跡公園
岡山県真庭市蒜山上長田
四つ塚古墳群は、中国山地に囲まれた蒜山盆地の旭川左岸域の段丘上に築かれた、大小16基から成る古墳群です。古墳時代後期の紀元500年ころ、19基の古墳が次々と築かれましたが、現存するのは16基で、中でも古墳群の南側に東西方向に横一列に並んだ4基の古墳が特に大形で目立つことから、古くから「四つ塚さま」と呼ばれて地元の人に親しまれてきました。蒜山盆地には全部で170余りの古墳がありますが、その中でも四つ塚古墳群は最大の規模を誇り、山間盆地の古墳群としてはまれに見る雄大な規模の一大古墳群として考古学上でも注目を集め、国指定史跡に認められました。現在は「四つ塚史跡公園」として古墳を散策する遊歩道をはじめ広場や休憩所などが整備されています。