全日本の観光地へ
全国各地で人々が大切にし、将来に残していきたいと願っている音の聞こえる環境(音風景)を環境庁(現環境省)が広く公募。「下町ならではの雑踏と江戸川の野鳥の声」が「残したい日本の音風景100選」に選ばれた。帝釈天参道と江戸川河川敷の日常の音風景が楽しめる。
東京都水産試験場跡地にある池にはおおくの蓮が花を咲かせる。近くには、葛飾区が運営する金魚展示場や、希少なオニバス、アサザが期間限定で公開されている池がある。
根茎が人の骨のように見える、絶滅が心配される水生植物。河骨とも表される。グリーンプラザの先にある水生植物園では、他にも、環境の変化により失われつつあるヒシなどの水生植物が多く観賞できる。
水産試験場跡の奥にあるごんぱち池が、絶滅危惧種アサザの都内唯一の自生地。長い柄のある葉は、円形で浅い波紋の鋸歯があり、可憐な黄色い花を咲かせる。花は午後にはしぼんでしまうので、観賞には朝方がお奨め。
都内唯一のフジバカマの自生地。水元さくら堤の根元に「秋の七草散策コース」が石碑とともに作られている。将軍徳川吉宗の治水事業の名残である水元さくら堤は、春は約750本の桜、初秋は秋の七草が観賞できる。
生きた化石として知られるメタセコイアの森は芝生の中央広場に接して,約1900本植えられている。11月下旬からレンガ色に色づき、12月中旬から落葉する。
東京都天然記念物の古代種、オニバスの自生地。天候に左右されることが多く、毎年咲くとは限らない。
都内唯一の水郷風景を持つ水元公園の菖蒲田に、約80種2万本の花菖蒲が咲き誇る。昭和32年に造園され、昭和39年の都立公園開園にあわせて増改修された。自然が多いためか、気温が住宅街よりも低いので、6月下旬まで観賞できる。
約200本のポプラ並木が約1.2km続き、北海道に似た雄大な景観を見せている。10月中旬から黄葉が始まり、11月中旬に落葉する。
約600本のサクラが,公園の外側を走るサクラ土手,その遊歩道沿いに全長約4kmにわたって植えられている。徳川吉宗の治水事業の名残。