全日本の観光地へ
くま川下り発船場の一角に設けられたペット用の天然温泉。その浴槽には、引退した川下り船が使用されている。泉質は弱アルカリ性低張性温泉で、ペット特有の臭いが長く抑えられたり、皮膚病がよくなったケースもあるとか。料金箱にお金を入れるだけの無人システムなので、しっかりマナーを心得て利用したい。
ジェットバスやサウナなどがある広々とした大浴場。夜は満天の星空を満喫できる露天もあり、そこにうたせ湯と石風呂、歩行浴も用意されている。アルカリ性単純泉の湯は肌触りがやわらかく湯上がり後もしっとり。併設のレストランでは球磨地方ならではの天然鮎のフルコース(2500円〜・税別)を味わえる。
屋敷正面に立つ堀合門は人吉城の現存する唯一の建築物。廃藩置県により人吉城が取り壊される際、新宮簡(たけま)氏が譲り受けて移したものだ。球磨郡錦町にあった相良藩主の御仮屋(狩りの休憩所)が江戸末期にここへ移築され、西南戦争の際に西郷隆盛が宿舎として利用し、今も住居として利用されている。
バリ島好きのオーナーが営むだけあって、オープンテラスの店内はリゾート感たっぷり。インドネシア、タイ、ベトナムなど、本場から取り寄せたスパイスを使った料理が好評だ。ボリュームもあるから、一皿でも充分に満足できる。他にも手作りのケーキやパフェなどカフェメニューも充実。ドライブの休憩にぜひ。
約500基の古墳が集る国指定史跡。方形周溝墓、方墳、円墳、前方後円墳など、200年におよぶ古墳の変遷を一度に見られるのが特徴。小さい山のような古墳によじ登ってみると、古代人になった気分になってくる。園内には、塚原古墳群の他、町内の遺跡の出土品を展示する城南町立歴史民俗資料館もある。
寛政5年、肥前出身の陶工を迎えて創業された網田焼は、幕府への献上品、大名の贈答用として焼かれていたが、その後廃絶した幻の焼き物。当時、陶工たちの監督役を務めていた中園家の居住跡が資料館になり、中園家秘蔵の網田焼の作品を展示。天保時代の母屋や、江戸時代を偲ばせる調度品や民芸品も必見だ。
イルカウオッチングに出かける前に立ち寄りたいのがココ。これまでに撮影された写真や骨格の標本、資料などが展示してあり、イルカの生態が手早く学べる。また、イルカウォッチング誕生秘話などを綴ったビデオ上映もあり、五和町の人たちのイルカに対する思いがジンジンと伝わってくる。
創業70年余、手練り一筋で練り上げられた羊羹と最中の老舗。文豪・徳富蘇峰も絶品と称したという羊羹は、程よい弾力がありながらスッと切れ、口に含めばまろやかに溶けてゆく食感がたまらない。また美貴最中は、北海道産の上質の大納言から生まれるあんと種(皮)の織りなすハーモニーが絶妙だ。地方発送可。
公害が少なく星がキレイに見える龍ヶ岳山頂。十五夜には観月会、流星群の観察会などを開催している。15時までは大型天体望遠鏡による太陽の観察もできる。1時間毎に上映されるプラネタリウムやミニシアター(太陽系の旅、銀河系の旅)も完備。雨の日でも、遠い宇宙の壮大なロマンの世界が楽しめる。
テニスコートやアスレチックコース、キャンプ場を備えた公園。展望台からは不知火海が一望でき、日の出、夕陽が眺められるビューポイント。2月は梅園の梅の花、3月下旬は登山道入口から山頂までの道沿いに植えられた約1000本の桜でドライブを楽しみながら花見ができる。公園にはミュウイ天文台も併設。