全日本の観光地へ
日本と新羅の関係が悪化した8世紀の中頃、大陸に対しての国防拠点として築かれた古代の山城。高祖山の西側斜面の大規模な山城跡、城門や望楼の礎石、高来寺跡付近に高さ4〜5mの土塁が残る。
日本最古の王墓といわれる、伊都国王墓を中心とする遺跡。同一墳丘上に二基の甕館しか埋葬されていない。規模は東西32m、南北31mほどの(長)方形プランの墳丘(人工の盛り土)があったと推定される。伊都国の中心といわれるところにある。
田んぼに散在するドルメンと呼ばれる支石墓群。可也山から運ばれた石を利用した支石墓十基、甕館墓八基が出土している。
国指定史跡雷山北斜面中腹の急峻な山中に築かれた古代山城跡。石造りの南水門と北水門があり、北水門は切石を長さ12m幅10m高さ3mに積み上げた強固な造りを今も保っている。西日本を中心に分布する神籠石は、水門・列石など防衛施設を持つ。城域内は不明な点が多く、時代などを含め謎を多く残っている。(7世紀中葉の説が有力)
アオイ科の落葉低木樹で、高さ3〜4m・両岸1kmに及ぶ。
山門を入ると、いきなり本堂前庭の大楓に目を奪われる。樹齢約400年、高さ8.3メートル、根回り12.8メートル、胸高周囲が2.3メートルで、13メートル四方に枝を張っている。紅葉の見ごろは11月上旬頃からで燃えるように赤く染まり、落葉も真っ赤なじゅうたんを敷いたような風情がある。裏山の傾斜地の楓2本とともに、県指定の天然記念物。
落差24m。幅12m。真っ白な飛沫を上げてとうとうと流れ落ちるさまは、圧巻。県指定の名勝であり、周囲には樹齢三百年以上といわれる3本の萬龍楓(ばんりゅうかえで)(県指定天然記念物)が自生。前面に玄界灘を望む。また「ふれあいの里」でソーメン流しや郷土料理を楽しむこともできる。
脊振山系で2番目に高い井原山。JR筑前前原駅からコミュニティバスで井原山入口まで行き、バス停の2キロ先から始まる井原山自然歩道を登ると標高983メートルの井原山に到達。樹林にかこまれた道は、春の若葉、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の風情を見せてくれます。また、水無鍾乳洞からの自然歩道コースでは、ヒガンバナ科のオオキツネノカミソリが群生します。
国指定の史跡「怡土城跡」を始め、一の坂礎石群、望楼跡など、全山に史跡が点在する。自然歩道のコースとしては、高来寺から登る怡土城跡探望歩道、高組から登る怡土城跡周回連絡歩道がある。
山頂から糸島半島、玄界灘が一望。雷山観音、雷神社、自然歩道がある。雷山は、かつて全山に308の僧房が栄えた真言の密教道場であったと言われている。福岡県と佐賀県の境にあり、背振山地の西側にそびえ頂上からは西に唐津湾、北に糸島半島、玄界灘、東に福岡市街から背振山、南に天山とすばらしい眺望が楽しめる。ふもと近くに、雷山千如寺また雷神社がある。