艸墓古墳

刳抜式家形石棺を据える方墳で7世紀初期の墳墓。

安倍寺跡

文殊院の南西300メートルの地に法隆寺式伽藍配置による大寺院として栄えた。安倍一族の氏寺であったと伝えられる。現在は整備して公園となっている。

赤坂天王山古墳

崇峻天皇陵といわれる巨大な横穴式古墳。三段に築造され，玄室には家形の石棺が納められている。

茶臼山古墳

鳥見山麓の前方後円墳。石室の周りに土師器を配す。

メスリ山古墳

竪穴式石室をもつ大前方後円墳で武器を多数出土した。

粟原寺跡

持統8年（694）から20年をかけて堂塔を整えたと伝えられるが，現在は十三重石塔と礎石をのこすのみ。

文殊院西古墳

安倍文殊院の本堂脇にあり，安倍氏一族の墳墓と伝える。横穴式で古墳時代末期の精巧な技法を伝えている。

土舞台

「聖徳太子伝暦」によると，聖徳太子が百済人味摩之の伝えた伎楽舞を少年たちに習わしたという，いわば日本最初の演劇研究所があったところ。仏寺の供養音楽の発祥地というわけである。桜井小学校の土手の上に，保田與重郎氏の筆による土舞台の碑が建っている。

山の辺の道

奈良の旧市街から大和盆地の東方山麓を縫い，桜井市金屋に至る35km余りの道。この道は，“日本書紀”によれば奈良時代以前にもあったことが分かり，わが国の歴史に登場する最古の道なのである。この道沿いにある上古の文化の遺跡を訪ねるには，奈良から桜井までのバスを利用するのも一つだが，やはり記紀や万葉の世界に浸るためには細い野道を歩いた方がよい。季節は早春か秋が最適である。

長谷寺の牡丹

その他：8:30〜17:00入山時間

登廊の両側に7千株の牡丹が咲き競う。