徳富蘇峰・蘆花生家
営業時間:9:00〜16:30 休館:月12月28日〜1月4日(月曜が祝祭日の場合はその翌日、年末年始)
徳富兄弟は熊本の生んだ偉大な文豪である。蘇峰は文久3年(1863)、蘆花は明治元年(1868)水俣市に生まれた。父一敬が明治3年熊本藩庁出仕となって熊本に移り住むまで幼年期を水俣で送った。蘇峰は本名猪一郎。明治19年「将来之日本」を出版し、上京して民友社を設立した。明治20年「国民之友」、23年「国民新聞」を創刊して平和主義を提唱。多くの文学者を育て一大ジャーナリストとして活躍した。2013大河ドラマ「八重の桜」の主人公新島八重や夫襄とも親交があった。弟蘆花は本名健次郎。明治33年の「不如帰」「自然と人生」で文壇の注目を浴び、「黒潮」「寄生木」などの長編小説、「思出の記」などを発表した。2人の生家は、総庄屋をつとめた家柄だけに白壁土蔵づくりの構えは風格がある。また、水俣市には、蘇峰夫妻の墓、蘇峰・蘆花ゆかりの遺品や資料などを展示した水俣市立蘇峰記念館もある。【熊本県指定史跡】