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文豪谷崎潤一郎の小説『細雪』の文学碑があります。文字は松子夫人の書。「こいさん、頼むわー」。『細雪』の有名な冒頭部分です。芦屋を舞台に大阪の四人姉妹を描いた作品です。芦屋の地で松子夫人の姉妹と共に過ごした日々が『細雪』を生んだと言われています。ちなみに、「こいさん」とは「小娘さん(こいとさん)」の略で、昔、大阪の家庭で一番末の娘をこう呼んでいたようです。
阪急芦屋川駅から山手側開森橋から北に向かって歩いていくと、民家の石垣に水車臼跡を見ることができます。これは、明治10年代から30年代にかけて、この地の傾斜を利用して、たくさんの水車が川筋に立てられて菜種の油を絞ったり、米をつくために使われたり、小麦粉をついて素麺を作るために利用されたりしていました。しかし、時代の流れとともに水車が利用されなくなり、今ではもう水車はなくなってしまいましたが、この石垣にはめ込まれた水車臼をみると、昔の面影を見ることができます。
珍しい山頂の住居跡で、竪穴式住居が復元されている。
営業:日水土10:00〜16:00祝日は開館入館は15:30まで 休業:月火木金
旧東京帝国ホテルなどの設計をしたアメリカの建築家F.L.ライトに灘の酒造家山邑太左衛門が別荘として設計を依頼し、大正13年に完成した邸で、F.L.ライトの住宅建築としては日本で唯一ほぼ完全な姿で現存するものです。大谷石のテクスチャーを活かした幾何学的な装飾をもつ建物からは、芦屋のまち並みと大阪湾が一望できます。昭和49年に国の重要文化財に指定されました。
六甲山系から芦屋浜へ、芦屋市のほぼ中央を流れる芦屋川。国道2号を境にして北は桜並木、南は松並木と、堤防上の並木道が美しい。
雄滝と雌滝の二つからなる夫婦滝。
すぐ西側には「奥池遊びの広場(有料)」の施設がある。バーベキューが可能。ただし,食べ物は準備して持っていく必要あり。最近,周辺の保養所等が住宅街化している。
開館:9:00〜17:00入館は16:30まで 休館:月 休館:祝日の翌日
淡路島の歴史・民俗・祭りなどのほか、美術や文芸も展示。
洲本市街のすぐ南の小高い山頂。洲本城跡の公園で、大阪湾、紀淡海峡などの眺望がよい。
先山頂上。淡路三十三カ所霊場の第1番札所。国重要文化財の梵鐘がある。