歴史館いずみさの
営業:9:00〜17:00(入館は16:30まで) 定休日:月曜日(祝日の場合は開館し、直近の開館日は閉館)、年末年始、展示替え等により臨時休館の場合あり
現在の泉佐野市のほぼ全域にかつて位置した九条家の荘園(私有土地または農園)・日根荘(ひねしょう)を中心に、中世の荘園の様子を紹介する歴史資料館。日根荘は、都で代々摂政や関白などの要職を務めた九条家の荘園として鎌倉時代の1234年に成立した(国の史跡)。しかし、南北朝時代には地元の武士、戦国時代には根来衆が勢力を伸ばし、徴税権利なども奪われてしまう。1501年には九条政基(まさもと)が都からやってきて直接徴税を行ったが、4年後に都へ戻ると、日根荘も終焉へ。「歴史館いずみさの」には、この時の九条政基が残した日記『政基公旅引付』や、荘園絵図など約5万点の史料のほか、荘園の景観を忠実に再現した200分の1の大型模型を展示している。併せて、江戸時代から近代に至るまでの泉佐野の変遷も紹介。