大阪証券取引所
営業:一般見学:月曜日〜金曜日(9:00〜16:30)団体見学(20名以下):月曜日〜金曜日(10:00〜11:00)*4月後半〜5月・10月後半〜11月の団体見学不可 定休日:土・日・祝・年
難波橋(通称・ライオン橋)の南東に建つレトロ建築・大阪証券取引所。円筒形の壮大な白亜の外観と、ステンドグラスが美しい玄関ロビーが特徴だ。昭和10年(1935)に竣工、設計は長谷部鋭吉氏によるもの。証券取引所は、江戸時代初期にその起源を遡る。承応・寛文年間(1652〜1673)の頃、全国各地の諸藩は大阪に蔵屋敷を設け、年貢米を回送・貯蔵し商人に売却したが、その中で最も有力な商人であった淀屋は現在の淀屋橋の南詰めに居を構え、盛んに売買を行ったことから、次第に他の商人たちも集まりおのずから一つの市場を形成。後に、これが「淀屋米市」と称され、日本の取引所の始まりとなった。享保15年(1730)、米市が幕府から公認を受け次第に今日のような先物取引へ発展、明治11年(1878)、株式会社大阪株式取引所として設立。現在は新館が増設されそこを中心に先物取引を行っているが、年明けの大発会には、玄関ロビーで着物姿のOLらが一斉に手打ちをする姿が見られる。証券取引所は10人以上の団体で申し込めば所内を見学することができる。