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天武天皇の曾孫桜井王が遠江国司として赴任した際、国府の守護神として勧請したと伝えられる。楼門は県指定文化財。中門、本殿、拝殿及び幣殿は市指定文化財。秋には府八幡宮祭典が行われ、賑わう。また、4万平方メートルの敷地は自然林に恵まれ、静岡県の「ふるさと自然百選」に選ばれている。
臨済宗の寺院で五鈷鈴(市指定文化財)などの寺宝がある。また境内には縄文時代の貝塚や白浪五人衆に登場する盗賊日本左衛門の供養塔、松尾芭蕉の句碑などもある。
見付宿西端に位置する時宗の名刹で徳川家康が別荘として使用した「中泉御殿」から移築した表門(市指定文化財)がある。また、徳川秀忠の娘である東福門院から寄進された観音像の他、市天然記念物の大クスとその根元から生えた、ナギの木がある。ナギの葉は切れにくく、男女の縁が切れないと言われる。
見付天神ともいい、東海随一の学問の神様として知られ、旧暦8月10日直前の土・日曜日に開催される天下の奇祭、見付天神裸祭(国指定重要無形民俗文化財)は有名。参道には怪物退治の伝説で有名なしっぺい太郎の銅像がある。
曹洞宗の寺院で、本尊は聖観音菩薩(聖観音菩薩立像は市指定文化財)。安倍晴明が祈祷し大暴風雨を静めたことから、福王寺の山号は風祭山と称され、ご祈祷の旧跡は現在も残っている。また、推定樹齢300年の長藤、推定樹齢80年のあけぼの藤が4月中旬〜下旬に見頃を迎える。
曹洞宗の寺院。地蔵菩薩・毘沙門天の二つの仏像が県指定文化財になっており、また境内に徳川家康寄進の釣鐘もある。東海道から続く小路は「地蔵小路」と呼ばれている。
日蓮上人の命日である11月12日と13日に「御命講(おめいこう)」が行われる。
古墳時代前期に造られた全長108メートル、高さ28.5メートルの県内最大級の前方後円墳。
直径40メートル、高さ6メートルを測る古墳時代中期に造られた円墳。周辺部にも8基の小円墳が点在する。
松林山、高根山、御厨堂山、稲荷山、秋葉山の5基の古墳からなる。最大のものが松林山古墳で、全長107メートルの前方後円墳。