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花岳寺(かがくじ)は臨済宗妙心寺派の寺院で、中世に吉良荘東条を領した東条吉良氏の菩提寺として創建されました。江戸時代には高家となった旗本吉良家の崇敬を受け、本堂は貞享元年(1684)に吉良義央公から姉光珠院の菩提を弔うために寄付された祠堂金を元に再建されたもので、江戸時代の禅宗の方丈形式を伝える建築として国の登録有形文化財となっています。また、御柏原天皇宸翰御消息(国指定重要文化財)や三十六歌仙絵巻(市指定文化財)、百人一首集帳(市指定文化財)など、吉良家のゆかりの寺宝を多く所蔵しています(非公開)。
円空仏としては全国で2番目の大きさを誇る観音菩薩像があります。
勝山寺(しょうさんじ)は、宝暦五年(1755)に西尾城主の三浦義理(よしさと)が城の鬼門封じの祈願寺として創建したと伝えられる真言宗醍醐派の寺院です。毎年2月の『節分会(豆まき)』には多くの参拝者で賑わいます。開運出世不動明王の前で大護摩祈祷や豆まきによる厄払いが行われ、参拝者へ福をかき込む熊手が配られます。
伊文神社(いぶんじんじゃ)は、9世紀に文徳天皇の皇子、八条院宮が渥美郡伊川津から移したと伝えられる古い神社で、西尾城下町の産土神として信仰を集めてきました。7月中旬に開催される西尾祇園祭では、伊文神社から西尾城内の御剱八幡宮まで神輿の渡御が行われ、その下をくぐると病気にかからないといわれています。
徳川家康の大伯母・矢田姫の墓があるお寺。寛正2年(1461)に再興された。毎年3月の最終土,日曜日に行われる釈迦涅槃会は「矢田のおかげん」として有名。
八面山麓の古社。創建は8世紀はじめとされ、1527年に再建。入母屋作りの本殿は国指定重要文化財で,他に文化財も多い。建速須佐之男命・大雀命他7柱。
棉祖神社として全国に1つで有名。
京都所司代を務めた板倉勝重の菩提寺。狩野探幽作と伝える絹本着色の板倉勝重肖像がある。
実相寺(じっそうじ)は、吉良荘西条を治めた中世吉良氏の菩提寺として足利(吉良)満氏が文永八年(1271)に建立したと伝えられます。京都・東福寺から聖一国師(円爾弁円)を迎え、中国・経山寺の絵図にならって壮大な伽藍が造営され、三河の安国寺として栄えました。天文十五年(1546)に今川義元の軍師として名高い太原崇孚が入ると妙心寺派に転じ、織田氏との兵火によって堂の多くを焼失したといいます。
開館時間:10:00〜17:30(入館は17:00迄) 休館日:毎週月曜日・第1火曜日・年末年始※臨時休館の場合もあり、要問い合わせ
1回2時間の講習でサンドブラストやステンドグラスなどのガラス工芸を楽しく体験できる。(要予約)